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生保業界の08年損失、1200億元以上に


ニュース 金融 作成日:2009年2月25日_記事番号:T00013618

生保業界の08年損失、1200億元以上に

 
 保険事業発展センターは24日、外資系を含む生保32社の2008年の損失が過去最悪の1,218億台湾元(約3,386億円)に達したと発表した。過去3年の利益(1,238億元)を一気に吐き出したに等しく、純資産も約2,100億元減少し、5年前の水準に逆戻りした。25日付経済日報が伝えた。

 業界関係者は、昨年の損失拡大について、「責任準備金の積み立てと投資損失が原因だ」と指摘した。特に投資損失は財務諸表に計上されていない多額の含み損が見込まれている。

 純資産は07年末の4,330億元から08年末には2,219億元へと減少。仮に各社の増資分を含めないと、純資産は80%も減少したことになる。既に複数の生保会社が純資産割れを起こしており、増資の先行きも危ぶまれている。

 一方、損保各社の08年純利益は24億8,800万元で、07年の45億元よりは減少したが、黒字を維持した。