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作成日：2009年2月25日_記事番号：T00013619
スーツケースのエミネント、生産能力の大幅拡充を計画
大手スーツケースメーカーの万国通路（エミネント）は、１億台湾元（約２億8,000万円）を超える資金を投入して台南工場と中国広東省の東莞工場に生産ラインを増設する。早ければ上半期中に計画を確定する考えだ。25日付経済日報が報じた。
エミネントの謝明振董事長は、「既存のＯＤＭ（相手先ブランドで設計から製造までを担当）向けラインでは既に、受注量に対し生産能力不足が生じている」としており、「生産能力を拡充することで、自社ブランド業務とＯＤＭ業務をそれぞれ分けて進められる」という考えを示した。
同社の昨年通年の売上高は前年比8.8％増の22億9,000万元だった。謝董事長によると、同社では昨年、欧州で顧客開拓に成功してＯＤＭ受注が大幅20％成長したという。
「エミネント（EMINENT）」ブランドのスーツケースを世界90カ国以上で販売する同社では、売上高の60％を自社ブランド事業、40％をＯＤＭ事業が占める。今後は、台湾で専売店を７店舗から10店舗に増やし、中国では従来の百貨店での販売から、専売店での販売にも販路を拡大する計画だ。
