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「中国産農産品830品目は開放せず」=農委会・陳主任委員


ニュース 農林水産 作成日:2009年2月26日_記事番号:T00013641

「中国産農産品830品目は開放せず」=農委会・陳主任委員

 
 行政院農業委員会(農委会)の陳武雄主任委員は25日、「両岸(中台)は必ず経済協力枠組み協定を締結しなければならない。ただし、中国の農産品については馬英九総統の公約を守り、敏感な830品目には絶対に市場を開放しない」と明言した。26日付工商時報が伝えた。

 陳主任委員は、「台湾は自由貿易協定(FTA)に加盟しなければ、世界の孤児となって生存の危機にかかわる。(2010年に中国とのFTAが発効する)東南アジア諸国連合(ASEAN)市場進出の足掛かりとするためにも、大陸との協定締結は不可欠」としながらも、830品目については、協定で段階的な開放および関税引き下げ目標が取り決められたとしても、「中・長期を問わず、開放は検討しない」と語った。

 830品目には、バナナや白菜、落花生など中台で価格に大きな開きがあり、台湾産に大きな打撃を与える懸念のあるものが含まれる。