ニュース 運輸 作成日:2009年2月26日_記事番号:T00013642
万海航運(ワンハイラインズ)の周佰智総経理は25日、「大陸(中国)の船舶会社と、同地の沿海および内陸河川運輸への参入に向け、提携協議を行っている」と語った。最近中国が相次いで内需拡大策を打ち出していること、さらに中国と東南アジア諸国連合(ASEAN)の自由貿易協定(FTA)発効後の経済情勢の変化を考慮しての戦略だ。26日付工商時報が報じた。
一方、長栄海運(エバーグリーン・マリン)の王龍雄董事長は、「一般的に、沿海および河川の航行権が対外的に開放されることはなく、既得権益を侵害することにもなるため、参入は容易ではない」として現段階で追随する考えはないと表明した。
ワンハイは昨年、燃油ヘッジによる損失で利益が大幅に縮小しており、今年は経営改善のため、租借期限を迎える15隻の契約を打ち切り、運航船舶を81隻から66隻に減らす。これにより同社のコンテナ輸送量は前年比15.5%減の250万TEU(20フィートコンテナ換算の積載能力)となる見通しだ。
周総経理は、「今年の海運市場は相当厳しく、今年の売上高は30%程度減少する」という見通しを示した。
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