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アリアンツも台湾撤退か、売却先模索の観測


ニュース 金融 作成日:2009年2月26日_記事番号:T00013643

アリアンツも台湾撤退か、売却先模索の観測

 
 26日付経済日報によると、外資系保険会社の台湾撤退が相次ぐ中、独アリアンツグループが99.79%出資する安聯人寿保険の売却先を探しているとの市場観測が出ている。同社は25日、「観測は事実と異なる」と否定した。

 安聯人寿の幹部は、同社は運用利回りが予定利率を下回る逆ざやによる打撃が少なく、オランダ系INGグループから昨年富邦金融控股に売却されたING安泰人寿保険や、英プルデンシャルから中国人寿保険へ売却されることになった保誠人寿保険とは置かれている状況が違うと強調した。

 消息筋によると、同社はこれまで販売した予定利率の高い保険商品を、投資型保険に切り替えるよう顧客に勧めることで、責任準備金の積立不足問題を緩和しているという。

 統計によると、安聯人寿の昨年の新規契約の保険料収入は321億台湾元(約890億円)で域内シェア3.8%の10位。収入保険料全体では467億元で、シェア2.4%の13位だった。