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1月のマネーサプライ、M2が前年比7.1%増【図】


ニュース 金融 作成日:2009年2月26日_記事番号:T00013644

1月のマネーサプライ、M2が前年比7.1%増【図】

 
 中央銀行が25日に発表した1月の通貨供給量(マネーサプライ)統計によると、代表的な指標であるM2(現金通貨、預金通貨、定期預金など準通貨の合計)が同月、2006年2月以来の高い伸び率となる7.17%の増加を記録した。また、流動性資金(現金通貨と預金通貨)を示す指標となるM1Bはこれまで約1年間、前年比の伸び率でマイナスが続いてきたが、春節(旧正月)での需要から資金が定期預金から普通預金に流れ、1.79%の増加に転じた。26日付工商時報が報じた。
 
T000136441

 
 この統計結果についてある銀行幹部は、「1月の定期預金残高は12兆6,100億台湾元(約35兆1,400億円)、普通預金残高は7兆3,900億元規模となっており、台湾は資金不足に陥っていない」と話した。

 ただ、証券取引用預金残高は7,299億元で前月比245億元の減少、外国人の台湾元建て預金残高は1,918億元で2005年12月以来の最低を記録している。市場に資金は豊富だが、株式市場に対する信頼感が回復していないことがうかがえる。