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「第3次金融改革で弱小行統合」=李財政部長


ニュース 金融 作成日:2009年2月26日_記事番号:T00013645

「第3次金融改革で弱小行統合」=李財政部長

 
 李述徳財政部長は25日、第3次金融改革の方向性について、政府系金融機関が中心となり、弱小金融機関の整理統合を進める方針を表明した。李財政部長が政府系金融機関中心の金融再編に明確に言及したのは初めてだ。26日付工商時報が伝えた。

 李財政部長は「整理統合により、体質が弱い金融機関が穏便に姿を消せるようにする」と述べ、台湾銀行業界の合併再編をさらに推進していく立場を強調した。

 李財政部長はまた、「(金融危機による)大津波の後には大きな破滅がやってくる。破滅の後には大再編を進める。再編後に新たな戦略を立てることで、未来の発展機会を模索すべきだ」との考えを示した。

 政府系金融機関による整理統合のターゲットについては、小規模で経営に行き詰った金融機関のほか、撤退の動きがある外資系金融機関も含まれるとし、金融危機がむしろ「失地回復」の機会になり得るとの立場を示した。

 このほか、預金全額保護措置について、李財政部長は「一種の特効薬という位置付けだが、無期限に延長することはできない」と指摘した。