技嘉科技(ギガバイト・テクノロジー)は25日、10.1インチ型ディスプレイ搭載の低価格ノートパソコン(ネットブック)3種を発表した。馬孟明同社総経理は、「今年当社のネットブック出荷台数は2~3倍に成長する」と自信を示した。26日付工商時報が報じた。
T1028は旋回式ディスプレイも特徴だ(ギガバイト提供)
今回発表した3種の発売時期は、タッチスクリーン機能を備えたTouch Noteシリーズの「T1028」が3月末、
Thin Noteシリーズで重さ890グラム、厚さ2センチと軽量・薄型の「S1024」、およびデスクトップPCとしても使えるBooktopシリーズの「M1022」は4月半ばから下旬にかけてを予定している。価格は1万6,900~1万7,900台湾元(約4万7,000~5万円)となる見通し。
宏碁(エイサー)、デルが今年相次いで10インチディスプレイ搭載のネットブックを発売して同クラス製品市場で競争が激化しており、ギガバイトもこれに加わった形だ。馬総経理は製品の差別化で、競争相手とは別の新たな市場をつくりたいという考えを示した。
馬総経理は、第2四半期にはインテルの新型省電力CULVプラットフォームを搭載した13インチの薄型軽量ノートPCを発売、さらに400米ドル以下の10インチネットブックを発売する可能性もあると明かした。