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1月の失業者、過去最悪の57.8万人に【表】


ニュース その他分野 作成日:2009年2月27日_記事番号:T00013672

1月の失業者、過去最悪の57.8万人に【表】

 
 行政院主計処の26日発表によると、1月の失業者は57万8,000人に上り、1978年の調査開始以来で最多となった。失業率は史上4番目に高い5.31%で、先月の5.03%から2カ月連続で5%台を記録した。主計処担当者は、春節(旧正月)が終わり臨時的な就業の機会も減少する2月は、さらに厳しい結果になると予想している。27日付経済日報などが伝えた。
 
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 世界的な不景気は域内の労働市場にも大きく影響しており、事業縮小や工場閉鎖などによる非自発的失業者は29万1,000人に達し、前月比で4万1,000人増、直近5カ月で16万人増と、失業者全体を上回るペースで急速に増加している。

 また、年齢別では45~64歳が12万5,000人と最も多く、前月比5.68%増、前年同月比では53.05%増加した。

 このほか、失業者の扶養家族などを含めた失業の影響を受ける人の数は全体で126万人に達し、過去最多となった。

 主計処第四局の黄建中副局長によると、1月は春節や消費券効果で季節的・一時的な就業機会の増加があったとみられ、失業率の前月比の伸びは先月の0.39ポイント上昇から0.28ポイント上昇へとやや緩和されている。ただ、失業者の増加は止まっておらず「労働市場は依然として厳しい」との見方を示した。黄副局長は「これまでの経験からみて、経済成長率がプラスに転じてから3~6カ月後まで、失業率の低下は期待できない」と述べている。