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WiMAX3社、LTE採用にも含み


ニュース 電子 作成日:2009年2月27日_記事番号:T00013689

WiMAX3社、LTE採用にも含み

 
 次世代高速無線通信規格WiMAX(ワイマックス)のサービスを予定している各社のうち、大同電信、全球一動(グローバル・モバイル)、威達超舜電信多媒体(ビー・テレコム・マルチメディア)の3社は26日、WiMAXのほか、別の次世代規格「LTE」の分野で技術統合を進めていく方針を表明した。27日付工商時報が伝えた。

 通信業界では第4世代携帯電話規格(4G)でWiMAXとLTEが主導権を争っている。今回提携した3社がWiMAXとLTEの双方で協力を申し合わせたのは、市場動向を見極めた上で、採用規格を決定するのが狙いとみられ、LTEの採用にも含みを持たせた格好だ。

 威邁思電信(VMAXテレコム)、遠伝電信(ファーイーストーン・テレコム)は態度を保留しているが、両社とも技術統合には前向きとされる。市場関係者はWiMAX各社の自然再編が進んでいるとみている。

 全球一動の何薇玲董事長は「2つの技術は同じ線路を走る列車の2つの車両のようなもので、最後は一本化する。すべての道はローマに通じるということだ」と述べた。

 WiMAX各社は今後の基地局設備購入でも、LTEにも規格変更が可能な設備を調達することで、採用規格に柔軟性を持たせる。