信用格付け機関の中華信用評等（タイワン・レーティングス）は５日、自動車販売大手の裕隆汽車製造と系列自動車ローン会社の裕隆企業の長期格付け見通しを「安定」から「ネガティブ」に下方修正した。自動車販売が伸び悩んでいることが背景だ。６日付工商時報が伝えた。
裕隆汽車は第１四半期の売上高と税引き前利益がそれぞれ前年同期比で28％、18％減少し、１～５月の自動車販売台数が前年同期を18％下回っている。
中華信用評等は「自動車市場はクレジットカード債務危機の影響から脱却しておらず、裕隆の収益には大きな圧力となる」と指摘した。
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