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作成日:2009年3月3日_記事番号:T00013747
HTCが韓国市場でリベンジ狙う、3月に初代ダイヤモンド発売へ
宏達国際電子(HTC)は3月中に、韓国最大手の携帯電話事業者、SKテレコム(SKT)との提携で、タッチスクリーン式3.5G(第3.5世代)スマートフォン「HTC Touch」シリーズ、「Touch Diamond(タッチダイヤモンド)」の初代機種を韓国市場で発売する計画のようだ。HTCは昨年7月に韓国市場への正式参入を果たしたが、予想ほど販売が伸びず、今回は韓国市場に再挑戦することになる。3日付工商時報が報じた。
HTCが今回投入する初代「Touch Diamond」は発売から半年以上が経ってお
り、しかも同社は既に2代目機種の「Touch Diamond 2」を発表し、第2四半期から欧州、アジア市場で発売する予定となっている。
韓国の携帯電話市場は、昨年末時点のシェアが▽サムスン電子、50%▽LG電子、28%▽パンテック(Pantech)、18%
──と、韓国ブランドが約96%を占める閉鎖的な市場だ。そのため、HTCが低価格戦略を採るかなど、今後の販売動向が注目される。
HTCは昨年7月、SKTと提携し、「HTC Touch」シリーズの3.5G端末、W-CDMA方式「Touch Dual(タッチデュアル)」を発売したが、昨年末までで約2万台しか売れず、販売目標10万台を大きく下回った。