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作成日:2009年3月3日_記事番号:T00013754
マザーボードのアスロック、ノートPC参入へ
華碩電脳(ASUS)から分社化した和碩聯合科技(ペガトロン)傘下で、マザーボード大手の華擎科技(アスロック)は、4月下旬に12インチ型および15インチ型ディスプレイ搭載のノートパソコン(ノートPC)「MultiBook」を発売し、正式にノートPC市場に参入すると宣言した。同社は省スペースデスクトップPC「NetTop」も同時に発売する計画だ。3日付蘋果日報が報じた。
アスロックは「米インテルの低消費電力プロセッサー、Atom(アトム)搭載の低価格ノートパソコン(ネットブック)市場には加わらない」と強調し、中低価格ノートPC市場でのシェア拡大を優先する考えを示している。観測によると受託生産するのは、年間1,300万台以上を出荷する親会社のペガトロンとみられ、内部関係者は「コスト力では最大手メーカーに劣らない」と自信を見せる。
同社の発売する「MultiBook」はマルチタッチ機能を備えたタッチパッドを搭載し、中央処理装置(CPU)にはインテルのPentium(ペンティアム)またはCeleron(セレロン)クラスを採用する。価格は500米ドル以下の予定で、ドイツのハノーバーで3月3日~8日に開かれる国際情報通信技術見本市(CeBIT、セビット)で公開される。