ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

スパンション破たん、ウィンボンド・旺宏に恩恵か【表】


ニュース 電子 作成日:2009年3月3日_記事番号:T00013759

スパンション破たん、ウィンボンド・旺宏に恩恵か【表】

 
 NOR型フラッシュメモリー世界最大手、米スパンションが1日破産法の適用を申請したことを受け、台湾では同社の破たんによって市場への製品供給量が減少し、同製品を扱う華邦電子(ウィンボンド・エレクトロニクス)と旺宏電子(マクロニクス・インターナショナル)にメモリー価格の上昇、顧客獲得といった恩恵をもたらすという見通しが証券会社から示されている。3日付自由時報などが報じた。

 一方スパンションの破たんで、日月光半導体(ASE)が同社と合弁で進めていた中国・江蘇省でのパッケージング・テスティング(封止・検査)工場設立計画が中止となり、長期にわたってスパンションを大口顧客としてきた封止・検査の南茂科技(チップモス・テクノロジーズ)は、7,300万米ドルに上る売掛金の回収不能が懸念されている。

 既に生産能力利用率が40%以下まで低下し、毎月約2億台湾元(約5億5,000万円)の現金が流出する赤字経営に陥っているチップモスは2日、債権銀行団と100億元を超える融資の返済繰り延べについて協議を行っていることを明らかにした。

T000137591