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中橡のポンペ病治療薬、米国の認可下りず減収見通し


ニュース その他製造 作成日:2009年3月4日_記事番号:T00013778

中橡のポンペ病治療薬、米国の認可下りず減収見通し

 
 台湾水泥(台湾セメント)傘下の中国合成橡膠(CSRC、中橡)のポンペ病治療薬マイオザイム(Myozyme)2000Lが3日、米食品医薬品局(FDA)から製造を認可しないと発表された。これにより、米ジェンザイム(Genzyme)の販売によるロイヤルティー収入が従来予想を下回る見通しとなった。4日付工商時報が報じた。

 中橡は、ジェンザイムによるマイオザイムの売り上げが4億米ドルを超えれば、一時金2,000万米ドルを受け取ることになっていたようだ。今回認可が下りなかったことで、米ジェンザイムは今年の売上予測を4億3,000万米ドルから3億7,000万米ドルに下方修正した。

 FDAによると、マイオザイム2000Lは治療対象が乳幼児に限られ、しかも既に認可を受けているマイオザイムと性質が若干異なることから、同一名称をつけるべきではないとして、今回の販売認可を見送った。再審査は早ければ6カ月後に行われる。