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金融機関の修正34号会計基準、導入を1年延期


ニュース 金融 作成日:2009年3月5日_記事番号:T00013804

金融機関の修正34号会計基準、導入を1年延期

 
 行政院金融監督管理委員会(金管会)と会計研究発展基金会はこのほど、来年から金融機関に適用予定だった会計基準「財務会計準則公報第34号」修正案の導入を1年延期する方針を固めた。5日付工商時報が伝えた。

 修正案は本来、評価対象資産の時価評価を徹底することが狙いだった。このため、融資顧客が資産の減損処理を行ったという客観的な証拠を提示した場合、銀行はそれに伴い回収可能額を見直し、損失を計上しなければならないとの内容が盛り込まれている。金管会などは不良債権増加による金融機関の財務状況悪化を回避するため、修正案の導入を2011年1月からに延期した。

 銀行業界は金管会の決定を歓迎している。中国信託金融控股の許妙静財務長は「銀行に十分な準備期間を与えるものだ」と評価。第一銀行の周伯蕉副総経理も「時宜を得ている」と語った。