市場調査機関ＩＣインサイトが発表した2008年の世界の半導体メーカーの売上高ランキングによると、台湾勢は台湾積体電路製造（ＴＳＭＣ）が前年と同じ５位で唯一ランキング入りした。インテル、サムスン電子、テキサス・インスツルメンツ（ＴＩ）、東芝の１位から４位までの順位も昨年と変動はなかった。５日付工商時報が報じた。
金融危機の影響で首位のインテルが前年比２％減（344億米ドル）、ＴＩが10％減（119億米ドル）と減収や横ばいが目立った中、ファブレスＩＣ設計のブロードコム（20％増収、45億米ドル）やクアルコム（15％増収、64億米ドル）の成長が目を引いた。
上位20社の中で減収幅が最も大きかったのは韓国のＤＲＡＭメーカー、ハイニックスで33％減の61億8,200万米ドル。ＤＲＡＭメーカーは不調が著しく、エルピーダメモリと先ごろ経営破たんした独キマンダは20位圏外に順位を落とした。
