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3月のパネル価格、モニター用で小幅上昇【表】


ニュース 電子 作成日:2009年3月6日_記事番号:T00013853

3月のパネル価格、モニター用で小幅上昇【表】


 市場調査機関、ディスプレイサーチによると、3月上旬の液晶モニター用パネルのオファー価格は全面的に上昇し、17、19インチ型および19、20、22インチワイド型の主流製品で1~2米ドルの値上がり幅となっている。川下メーカーでの在庫補充や、第2四半期の新機種発表に向けての動き、およびパネルメーカーが依然として生産能力利用率を抑制していることが、価格の上昇につながっているものとみられる。6日付工商時報が伝えた。

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 一方、ノートパソコン(ノートPC)用は受注がやや回復しているものの、依然として在庫の消化は終わらず、価格は横ばいとなっている。また、液晶テレビ用では32インチ以下の製品で中国や北米からの緊急受注によって供給不足が起き、3米ドル程度上昇しているが、40インチ以上では需要が低迷、10~15米ドルの下落となった。

 第1四半期通期では、▽モニター用19インチワイド、6~7%上昇▽同22インチワイド3~5%上昇▽小型テレビ用、2~3%上昇──となっているほかは、ノートPC用、テレビ用ともにほぼ横ばいだ。

 市場調査会社、ウィッツビュー研究部の張小彪副総経理は、パネル価格は依然として現金コストを割り込む水準で、第4四半期より改善されるものの、メーカーの損失は避けられないとしている。