ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

メモリモジュールのトランセンド、4月に内湖で新工場着工


ニュース 電子 作成日:2009年3月6日_記事番号:T00013856

メモリモジュールのトランセンド、4月に内湖で新工場着工

 
 メモリモジュール最大手の創見(トランセンド・インフォメーション)が4月、台北市内湖区に新工場を着工する。総投資額は20億台湾元(約56億円)で、20本の高速自動化生産ラインを設置し、来年末の竣工を目指す。同社は、DRAM業界の統合が進めば台湾は今後世界市場でシェア4~5割を占める生産拠点となるとみており、顧客に近い位置での工場設置、および営利事業所得税(法人税)が引き下げられる利点から台湾を好感している。6日付蘋果日報が報じた。

 トランセンドは5日、昨年第4四半期および通年の業績を発表した。第4四半期は売上高が79億9,000万元、粗利益率7.92%、純利益6億2,900万元となり、通年では売上高が333億元、純利益22億5,000万元だった。上場・店頭公開のメモリモジュールメーカーの中では、唯一、通年黒字を計上した。

 今後の見通しについて束崇万董事長は、NAND型フラッシュメモリは価格が依然低い状態にあるが、今後適正な水準まで回復すると語った。DRAMについては、末端市場での在庫水位が依然高過ぎる状態で、消化にはまだ1四半期前後の時間が必要との見方を示した。