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作成日：2009年3月9日_記事番号：T00013884
鴻海、08年は29％減益
鴻海精密工業の2008年の純利益は前年比29％減の551億3,300万台湾元（約1,560億円）で、10数年ぶりの減益となった。７日付工商時報が伝えた。
同社は金融危機の影響に対応すべく、08年末時点で手持ち現金を171億元と、07年末の70億元の約2.5倍に増やした。この結果、08年の１株当たり配当は、現金配当がわずか0.8元、株式配当が1.5元となった。株式配当は07年の4.5元の３分の１で、過去15年で最低水準だ。
丁祈安スポークスパーソンは、確実にリソースを掌握しつつ長期的な成功を目指すため、今後も極めて慎重な姿勢で経営を行うと表明している。
同社の昨年第４四半期の売上高は前期比9.9％減の4,246億4,600万元、純利益は47.7％減の93億500万元だった。
