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陳前総統、「台湾独立党」結成を提案


ニュース 政治 作成日:2009年3月10日_記事番号:T00013901

陳前総統、「台湾独立党」結成を提案

 
 国務機密費横領などの罪で起訴され収監中の陳水扁前総統は9日、面会に訪れた台湾教授協会の蔡丁貴会長に対し、本土派団体が「台湾独立党」を結成して、独立建国運動の推進に当たることを真剣に検討するよう提案した。これに対し、民進党内からは冷ややかな声が相次いだ。10日付蘋果日報が報じた。

 民進党の前立法委員、林濁水氏は、台湾独立運動に深刻なダメージを与えたのはまさに陳前総統であるとして、「独立運動は陳前総統にやってもらう必要はない。白昼夢を見ている彼の話を聞く者は誰もいないだろう」と批判した。

 民進党内で陳前総統への支持姿勢を明確にしている黄慶林・台北市党部主任委員も、「離党して他の政党に参加することは絶対にない」と賛意を示さなかった。

 陳前総統は最近、「蘇貞昌・元行政院長に台北県長選への立候補を検討してほしい」「蔡英文主席は軟弱すぎる」など、民進党陣営に関する発言を続けており、自身の影響力維持を狙っているものと受け止められている。