ニュース 運輸 作成日:2009年3月10日_記事番号:T00013910
長栄海運(エバーグリーン・マリン)と万海航運(ワンハイラインズ)、陽明海運(ヤンミンライン)の3社が合弁でコンテナ物流センターを運営・管理する台北港(台北県八里郷)で9日、正式供用開始の記念式典が行われた。陳朝亨・台北港貨櫃碼頭公司董事長は同日、「台北港の開港で、基隆港の後背地不足や(北部の貨物を輸出のために南部の高雄港に送らなければならないという)『北櫃南運』問題も解決できる」と語り、「当コンテナセンターを利用すれば、船舶会社はトレーラー輸送で年間40億台湾元(約113億円)を節減できる」と強調した。10日付経済日報が報じた。
台北港コンテナ物流センターの北3および北4埠頭。2014年までに7埠頭が完成し、コンテナ取扱量は年400万TEUに増加する見通しだ(8日=中央社)
同港の供用開始を受け、長栄海運は今後台湾におけるコンテナ積み卸し業務の調整を行い、年間約50万TEU(20フィートコンテナ換算の積載能力)分の取り扱いを高雄港から台北港に移す計画だ。一方、陽明海運は高雄港洲際コンテナセンター(第6コンテナセンター)開発計画に全力を注ぐ考えで、業務の中心は依然高雄港に置く考えだ。
記念式典には馬英九総統をはじめ、劉兆玄行政院長、毛治国交通部長など政府主要メンバーも参加した。馬総統は「台北港の供用開始で、台湾だけでなくアジア太平洋地域を市場とする目標に近づいた」と大きな期待を寄せた。
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