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作成日：2009年3月10日_記事番号：T00013913
台湾セメント、江蘇句陽での生産拡大に１億ドル投資
台湾水泥（台湾セメント）は９日、子会社の台泥国際（香港）が中国江蘇省句陽の生産拠点で、第２セメント窯建設に１億米ドル以上の投資を行うことで、句陽市人民政府と投資建設協議書を取り交わしたと発表した。10日付工商時報が報じた。
句陽プラントは台湾セメントが長江デルタ地帯に持つ唯一の生産拠点で、第２セメント窯の建設により、今年の年末の段階で生産能力が現在の２倍の450万トンに達する。
同社の中国全体の生産能力は、年末段階で2,600万トンを予定している。世界的不景気の対策として中国政府は４兆人民元（約58兆円）を投じるインフラ建設計画を進めており、辜成允同社董事長は「中国セメント市場は今後10～15年は好況が続く」と強気で、市場シェア拡大に注力する構えだ。
句陽プラントは以前、中国・嘉新水泥の子会社、嘉新京陽水泥だったが、一昨年の台泥国際と嘉新国際の合併により、台湾セメントは名称を句陽へと改めた。
