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作成日:2009年3月10日_記事番号:T00013917
液晶モニターの昨年Q4生産額、大幅値下げで21%減
市場調査機関、米インターネットデータセンター(IDC)の最新レポートによると、2008年第4四半期の台湾市場におけるモニター総出荷台数は前期比9.1%減の40万3,000台だったが、同期の生産額は前期比21.7%減少、通年でも前年比20%の減少となった。10日付電子時報は、「モニターメーカーの値下げ戦略が、ブランドメーカーや流通業者の利益を圧迫している」と指摘した。
昨年第4四半期の液晶モニター出荷台数は、アスペクト比16対9の新機種以外はすべて減少した。17インチ機種は前年同期比47%減で、全体に占める割合が初めて10%を割った。19インチワイド機種は全体に占める割合が22.8%で依然主流ではあるものの、メーカーによる18.5インチワイド機種の大幅な値下げキャンペーン実施から、前年同期比50.2%の大幅な減少となった。
ブランド別出荷台数では、華碩電脳(ASUS)が初めて米ビューソニックを抜いてシェア1位を獲得し、宏碁(エイサー)が3位、奇美電子(CMO)が4位となった。
またデスクトップパソコンとのセット販売などのバンドル市場では、昨年第4四半期の景気の急激な冷え込みから企業での買い替え需要が低迷し、同期出荷台数は前期比24.7%減の6万台となった。