ノートパソコン（ノートＰＣ）受託生産大手の仁宝電脳工業（コンパル・エレクトロニクス）は２月、宏碁（エイサー）の低価格ノートＰＣ（ネットブック）「Aspire One」新型10.1機種の受注により、出荷台数が220万台となり、首位の広達電脳（クアンタ・コンピュータ）と肩を並べた。10日付工商時報が報じた。
コンパルの２月売上高は380億9,400万台湾元（約1,088億円）で、前月比38％増、前年同月比22.84％増と、クアンタを上回る好調だった。同社は第２四半期も約15％の成長を見込んでいる。
一方、クアンタの２月の連結売上高は前月比15.1％増、前年同月比15.94％減の495億6,700万元となった。
なお、昨年第４四半期に出荷台数でコンパルを超えていた緯創資通（ウィストロン）の２月出荷台数は150万台で、連結売上高は前月比でマイナス2.3％の328億元だった。しかし、前年同月比では27％増と、上位２社より大きな成長幅となった。
