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台湾元、投機資金流入で一転急騰


ニュース 金融 作成日:2009年3月11日_記事番号:T00013937

台湾元、投機資金流入で一転急騰

 
 台湾元の為替レートは10日、投機資金の流入で一時1米ドル=34.5元に迫る水準まで買い進まれたが、中央銀行の介入でやや反落し、前日比0.215元の元高となる同34.6元で引けた。11日も取引開始直後から上昇し、正午時点で前日終値から0.16元元高の34.44元となった。

 台湾元相場は今月2日、1米ドル=35.174元まで下落し、彭淮南・中銀総裁就任以降の最安値(35.3元、取引時間中)を割り込むのではないかとの観測もあったが、投機資金の流入によって、一転7日連続の台湾元高となっており、11日正午までの上昇幅は0.734元に達した。市場関係者によると、10日の資金流入は5億米ドルに達したという。

 11日付経済日報によると、市場では投機資金がアジアに流れ始めたとの観測が出始めているが、台湾は輸出が不振を脱していないため、同34元を超えての台湾元高が進む可能性は低いとの見方が大勢だ。また、韓国ウォンも上昇傾向を示しており、台湾元が連れ高しているとの分析も聞かれる。