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高雄港のコンテナ取扱量、2月は7年ぶり最低に【図】


ニュース 運輸 作成日:2009年3月11日_記事番号:T00013939

高雄港のコンテナ取扱量、2月は7年ぶり最低に【図】

 
 高雄港の2月のコンテナ取扱量は、前月比10.99%減の55万1,000TEU(20フィートコンテナ換算の取扱量)で、単月としては2002年以来の最低となった。台北港(台北県八里郷)が今月9日に正式供用を開始したことから、今後さらに減少する恐れもある。11日付工商時報が報じた。
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 長栄海運(エバーグリーン・マリン)は、高雄港での昨年通年のコンテナ取扱量329万TEUのうち、約50万TEU分を台北港に移す計画のもようだ。また、同社専用の高雄港117号埠頭(ふとう)の賃貸借契約が9月15日で期間満了を迎えるが、契約更新しないことも検討しているとされる。

 謝明輝・高雄港務局局長は10日、(北部の貨物を輸出のために南部の高雄港に送らなければならないという)『北櫃南運』問題解消のため、高雄港から台北港に今後移される取扱量分について、「中国、日本、東南アジアなどからの積み替え業務を増やすなどして補いたい」と語った。同港務局では、今年台北港に流出するコンテナ取扱量は全体の約5%とみている。