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第4原発の営業運転遅延、台電董事長が辞意


ニュース 公益 作成日:2009年3月11日_記事番号:T00013945

第4原発の営業運転遅延、台電董事長が辞意

 
 台湾電力が建設中の第4原子力発電所(台北県貢寮郷)で、営業運転が第1次計画の今年7月より大幅にずれ込む見通しとなったことを受け、同社の陳貴明董事長が口頭で尹啓銘経済部長に辞意を表明したことが10日までに分かった。11日付聯合報が伝えた。
 
 第4原発は民進党政権下での工事中断に加え、最近は台湾電力と施工業者の米GE(ゼネラル・エレクトリック)との間で意見対立が表面化。さらに、関連法の未整備により、台湾電力が修正版の建設計画提出を迫られるなどして、建設が大幅に遅れている。現在の状況では営業運転開始時期が1号機で2011年末、2号機で12年末までずれ込む見通しとなっている。建設費も100億台湾元(約287億円)の増額が避けられない状況だ。
 
 陳董事長は取材に対し、「第4原発の建設は難度が高いが、詳細は明らかにできない」として、辞意表明の事実についても確認を避けた。