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デルタ傘下のデルソーラー、モジュール生産能力5倍に拡充か


ニュース その他製造 作成日:2009年3月11日_記事番号:T00013951

デルタ傘下のデルソーラー、モジュール生産能力5倍に拡充か

 
 台達電子工業(デルタ・エレクトロニクス)傘下の太陽電池メーカー、旺能光電(デルソーラー)は、太陽電池モジュール分野への参入後、生産能力をこれまでの10メガワット(MW)から50MWに拡大するとの観測が出ている。今後デルタグループは、デルソーラーのモジュールに「デルタ」ブランドを採用し、太陽光発電システム市場での展開を加速させる考えとみられる。デルソーラー幹部は「確かに拡充計画はある」と認めたものの、詳細は明らかにしなかった。 11日付電子時報が報じた。
 
 太陽電池関連業者によると、この不況下で、金融機関は太陽光発電システム業者に対して融資する際、どのブランドのモジュールを使用しているかを審査基準の一つとするという。太陽電池モジュールは、15~25年間の保証期間が求められるため、5年や10年でモジュールメーカーが倒産するようなことがあれば、太陽光発電システム業者の経営に大きく影響するためだ。
 
 デルソーラーのモジュール生産能力拡充は、その点を考慮したものとみられる。景気が低迷する中、デルタグループは太陽電池事業での展開をほとんど緩めていない。