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ASUS董事長、「ウインドウズ7に期待せず」


ニュース 電子 作成日:2009年3月11日_記事番号:T00013957

ASUS董事長、「ウインドウズ7に期待せず」

 
 マイクロソフト「Windows Vista(ウインドウズ ビスタ)」の後継OS(基本ソフト)、「Windows 7(ウインドウズ セブン)」が、発売時期が今年第3四半期に前倒しされるとの観測に対し、華碩電脳(ASUS)の施崇棠董事長は、「同製品のハードウエアに対する要求は高くないため、通常起きるような買い替え需要は限定的で、年内はハードウエア産業に対する貢献はない」という見方を示した。11日付工商時報が伝えた。
 
 施董事長は、ウインドウズ7はユーザー志向で、不要なアプリケーションを削ってビスタより動作速度が改善されていると評価しつつ、高機能のハードウエアでなくとも動作には問題が生じないと指摘した。また、発売時期が下半期であることも、年内の買い替え需要の喚起にはつながり難いとの見方だ。
 
 外資系証券会社はウインドウズ7について、短期的にはサプライチェーンにおいて平均販売単価(ASP)の下落を招くが、長期的には買い替え需要によって、宏碁(エイサー)や仁宝電脳工業(コンパル・エレクトロニクス)、緯創資通(ウィストロン)などが恩恵を受けると予測している。