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ソニーが台湾調達拡大か、鴻海・クアンタなどに恩恵も【表】


ニュース 電子 作成日:2009年3月11日_記事番号:T00013961

ソニーが台湾調達拡大か、鴻海・クアンタなどに恩恵も【表】

 
 ソニーの原直史SVP(シニア・バイス・プレジデント)は10日、円高による海外市場での競争力低下の懸念から、「輸出業務が売上高全体の83%を占める当社では、コンシューマ向け電子製品の半分を日本国内で生産しているが、今後は海外工場での生産比率を引き上げ、受託メーカーへの委託を強化する」と語った。これを受けて11日付蘋果日報では、台湾の提携パートナーからの調達が増えると予想し、鴻海精密工業、広達電脳(クアンタ・コンピュータ)、緯創資通(ウィストロン)などが恩恵を受けると報じた。

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 原SVPはまた、「台湾のサプライヤーとは良好な提携関係が続いており、▽納期厳守▽コスト競争力がある▽品質の持続的な向上──の3条件を満たせば、台湾からの調達を増やす可能性がある」と語った。

 ソニーは台湾で、ノートパソコンはクアンタと鴻海から、液晶テレビは鴻海とウィストロンから、ゲーム機のプレイステーション3(PS3)は鴻海、および華碩電脳(ASUS)傘下の和碩聯合科技(ペガトロン)と永碩聯合国際(ユニハン)から主に調達している。台湾からの昨年の調達額は合計100億米ドルを超えた。