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台湾海峡を水上バイクで横断、中台が合同計画


ニュース 社会 作成日:2009年3月12日_記事番号:T00013967

台湾海峡を水上バイクで横断、中台が合同計画

 
 中台の水上バイク競技団体が共同で主催する台湾海峡横断イベント、「2009海峡両岸水上バイク交流活動」が5月に計画されている。参加選手数は双方から41人の予定。実現すれば初の中台合同での台湾海峡横断となる。

 現在、金門島、馬祖列島と中国大陸間では「小三通」が実施されており、直航フェリーが運航されているが、今回イベントでも、行政院大陸委員会が管轄するこの「小三通」の手続きを経ることになる。

 水上バイクによる台湾海峡横断は、5月21日に台湾選手が嘉義県布袋港から出発。澎湖諸島を経由し、金門島で「出境」手続きを行った後、福建省晋江市へ到着し、中国への「入境」手続きを取る。所要時間は4~6時間の見通しだ。

 復路は5月25日、台湾選手と中国選手が晋江から「出境」し、金門へ。金門で「入境」手続きとガソリン補給を行った後、台湾海峡を横断して台湾本島へ。5月28日端午節には、中国選手が台湾で水上バイクのエキシビションを行う。

 台湾側の主催者「水上摩托車活動安全推広協会」(TPWA、05年設立、会員数80人)の黎廷俊秘書長によると、同団体では07年に布袋港から澎湖経由で金門まで約550キロの航行に成功しており、今回のイベントについてはコース、技術ともに問題はないとか。

 水上バイクは、1台約40万台湾元(約110万円)と決して安くはないが、台湾に約400台存在し、そのうち業者が約300台、チームを結成している愛好者が約100台を保有している。 

 中国は国家重点発展スポーツ競技として水上バイクの選手育成に力を注いでおり、08年には第1回国際トーナメントを開催した。結果は中国が1位を獲得、台湾は3位だった。中国の水上バイク競技のレベルは、野球同様、既に台湾を追い抜いているとも言われている。