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作成日：2009年3月12日_記事番号：T00013973
金融安定基金、金管会が創設準備
行政院金融監督管理委員会（金管会）の陳冲主任委員は11日、ドイツの金融市場安定化基金を参考に、台湾版の金融安定化基金を創設する方向で準備に着手したことを明らかにした。12日付経済日報が伝えた。
台湾版の金融安定化基金もドイツと同様に政府が予算を組む形で創設される見通しで、銀行、保険会社、証券会社への資金供給による流動性確保や、資本増強の支援が狙いだ。ドイツの場合、基金規模は4,800億ユーロ（約60兆円）で、財源には政府税収が充てられている。
陳主任委員は「政府が公的資金で銀行を支援すべきか、金管会が各国の手法に関する情報を収集している。ドイツが昨年末に制定した金融市場安定化基金法が参考になる。（公的資金投入が）必要な事態に陥ることは望まないが、準備はしておかなければならない」と指摘した。
