台湾の１人当たりＧＤＰ（国内総生産）は2005年以来韓国を下回っていたが、今年は韓国ウォンの対米ドルレートが、台湾元を大きく上回って下落していることから、５年ぶりに台湾が韓国を上回りそうだ。台湾政府は今年の１人当たりＧＤＰを１万5,509米ドルと予測しているが、韓国・聯合ニュースの報道によると、今年韓国の同数値は１万5,000米ドル以下と予想されている。12日付聯合報が報じた。
台湾の１人当たりＧＤＰは1992年、韓国に先がけ１万米ドルを初めて突破した。当時7,000米ドルを下回っていた韓国が、１万米ドルを初めて超えたのは1995年。その後アジア金融危機の影響で韓国の同数値は98年、台湾の約半分にまで落ち込んだ。しかし、韓国は2000年に再び１万米ドル台に回復した後、急速な経済成長を遂げ、2005年に初めて台湾を抜いた後、2007年には台湾がまだ達成したことのない２万米ドルを突破し、台湾をリードしてきた。
