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奇美電に「家電下郷」効果、今年の出荷量20%増を予測


ニュース 電子 作成日:2009年3月12日_記事番号:T00013989

奇美電に「家電下郷」効果、今年の出荷量20%増を予測

 
 奇美電子(CMO)の郭振隆・業務副総経理は11日、同社は今年、パネルの出荷枚数が昨年より20%増加し、中でも液晶テレビ向けパネルの出荷枚数は、昨年比25%増の2,500万枚規模となるとの予測を明らかにした。中国政府による農村への家電普及プロジェクト、「家電下郷」による効果だけで10~15%増となる見通しだ。12日付工商時報が報じた。

 同社はまた、ノートパソコン(ノートPC)用パネルの出荷枚数は昨年の1,200万枚から1,800万枚に増加するが、モニター向けパネルは昨年の3,400万枚を下回り約3,300万枚となると予測している。

 郭副総経理によると、「家電下郷」対象製品の販売は好調で、初回出荷分は既にほとんど在庫がなくなっている状態だという。同社は、13日まで上海で開かれている「FPDチャイナ2009」で、中国のテレビメーカー5社と共同で省エネをうたった液晶テレビの展示を行っており、「家電下郷」の商機獲得に向け積極的な姿勢を見せている。