ノートパソコン（ノートＰＣ）受託生産２位、仁宝電脳工業（コンパル・エレクトロニクス）の陳瑞聡総経理は11日、第１四半期の出荷台数が、当初最高620万台としていた目標を上回る見通しであることを明らかにした。12日付経済日報が報じた。
陳総経理は、流通業者が在庫補充を継続しているためだと説明し、このまま需要が伸びることを願うと語った。また、ノートＰＣ業界の４月までの見通し透明度は高く、好転に向かっているとの見方を明らかにした。
同社がノキアから低価格ノートＰＣ（ネットブック）を受注したという市場の観測について陳総経理は、「個別の顧客についてはコメントできない」とした。
ノートＰＣ部品メーカーは、毎週緊急受注が入っている状態で、ノートＰＣ業界にとって今期が谷底となり、ＩＴ産業全体の出荷量は第２四半期に約15％増加すると予測している。
