ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

中国政府、台湾海峡に高速鉄道建設構想


ニュース 運輸 作成日:2009年3月13日_記事番号:T00014008

中国政府、台湾海峡に高速鉄道建設構想

 
 中国鉄道部の劉志軍部長は12日、台湾海峡を越える形で福建省福州市と台北市を結ぶ「京台高速鉄道」の建設計画を立案していることを明らかにした。13日付経済日報が新華社電を引用して伝えた。
 
 中台を結ぶ鉄道建設構想は、政治情勢と建設工事の難度からこれまで「机上の空論」にすぎなかった。しかし、劉鉄道部長は盧展工・共産党福建省委書記らと会談した席上、台湾と中国の鉄道接続に向け、中国政府が積極的な検討を進めていると明言した。実現性は依然不透明だが、中国政府が検討作業を本格化していることが明らかになった形だ。
 
 中国鉄道部の構想は、北京・上海高速鉄道から分岐し、安徽省の合肥、黄山、福建省の武夷山、福州に至る高速鉄道を台北まで延伸するもので、北京~台北間の所要時間は8時間以内と見込んでいる。このほか、アモイから高雄への鉄道建設も構想に含まれている。ただ、総工費の試算などは明らかにされていない。