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ニューヨーク・ニューヨーク、赤字で経営権移転【表】


ニュース 商業・サービス 作成日:2009年3月13日_記事番号:T00014013

ニューヨーク・ニューヨーク、赤字で経営権移転【表】

 
 台北市信義区にあるショッピングモール、紐約紐約展覧購物中心(ニューヨーク・ニューヨーク)を運営している徳杰集団が、3月いっぱいで経営権を手放し、服飾販売などのATT集団創業者、賴春発氏が引き継ぐこととなった。2000年3月のオープン以来18億台湾元(約50億円)の赤字を出していることが原因とみられる。ATTは当面ショッピングモールの名称は変更しないとしている。13日付蘋果日報が報じた。
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 現在ニューヨーク・ニューヨークの年間売上高は12億元規模にとどまっている。これまで何度も業態の転換を図ってきたが、業績が好転することはなく、さらに賃貸料が毎年3億元と年商の約4分の1を占め、一貫して赤字が続いていた。

 新たにオーナーとなるATTは、これまで台北市南京東路と敦化北路交差点の環亜百貨大楼や、忠孝東路4段など東区商圏エリアに多くの販売拠点を展開してきたが、ビル全体を使ったショッピングモール経営は初めて。業界関係者からは、ATTが引き継いだ後、年間売上高は少なくとも30億元を超えるとみられるが、それでも利益を出すのは難しいと指摘が出ている。