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タイヤの建大工業、北米の代理販売権を回収


ニュース その他製造 作成日:2009年3月13日_記事番号:T00014016

タイヤの建大工業、北米の代理販売権を回収

 
 タイヤ大手の建大工業は、米国2位のタイヤメーカー、クーパー・タイヤ・アンド・ラバーに与えていた、北米市場における「KENDA」ブランドの乗用車および軽トラック用タイヤの代理販売権を回収し、5月1日から自社で販売を手掛ける。13日付工商時報が報じた。

 北米市場で建大工業は、自転車用、バイク用、農業用車両用タイヤなどについては販売店経由で自ら販売していたため、「販売を集約したほうが有利に展開できると判断した」と説明している。

 クーパーは2004年10月、米国とカナダにおける建大工業製タイヤの独占販売権を取得し、年間70万~100万本を売り上げていた。

 ただ、建大工業はクーパー製品を受託生産し、欧州で独占販売しているほか、両社は中国にラジアルタイヤなど合弁工場も設立していることから、今後も両社の提携関係は継続する。

 なお今月末、建大工業が3,000万米ドルを投じた中国・天津工場が完成する見通しだ。5月に操業開始、下半期には日産能力を2万本まで引き上げる予定だ。