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TTL、貴州茅台酒の受託製造に意欲


ニュース 食品 作成日:2009年3月13日_記事番号:T00014017

TTL、貴州茅台酒の受託製造に意欲

 
 たばこ・酒の台湾エン酒(TTL、エンはくさかんむりに於)は、中国の国酒とも言われ、毛沢東や周恩来ら歴代指導者に愛された貴州茅台酒の受託製造を目指していることを明らかにした。韋伯韜同社董事長は、「不況の中で余剰の生産能力が有効活用でき、中国にとってもコスト抑制のほか、外部への生産受託で懸念される技術流出による偽造を心配する必要もない」とメリットを強調した。13日付経済日報が伝えた。
 
 TTLはこのほか、中国吉林省・延吉巻煙廠のたばこ「長白山」や、台湾で販売されているアサヒビール製品についても、受託製造に向け協議を進めている。韋董事長は、実現すればアサヒビール分だけで年間10億台湾元(約28億円)、茅台酒と長白山を合わると年間30億元の増収が見込めるとしている。
 
 同社は現在サッポロビールの台湾販売製品を製造しているが、先ごろフィリップモリス「L&M」の台湾販売製品についても受託製造が決まり、年内に生産を開始する予定だ。