ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

プロモス、30億元融資の獲得困難に


ニュース 電子 作成日:2009年3月13日_記事番号:T00014027

プロモス、30億元融資の獲得困難に

 
 財務危機に陥っているDRAM大手、茂徳科技(プロモス・テクノロジーズ)に対する債権銀行団からの30億台湾元(約85億円)追加融資案で、陳民良プロモス董事長が12日、銀行団に対し連帯保証人の引き受けを撤回する意向を伝えたもようだ。これにより今月末にも予定されていた融資が実現する可能性はさらに低くなった。13日付工商時報が報じた。

 協調融資(シンジケートローン)の主幹事行、台湾銀行の張秀蓮董事長はこれらの観測に対し、「現在も条件について協議中だ」とのみ答えた。

 ただ、ある債権行の関係者は、「プロモスへの追加融資は、まだ正式な契約には至っていない」とした上で、「用意されている契約書には、既に陳董事長が連帯保証人を引き受けると記されている。今になってこれを取り消すということは、債権行が当初同意した融資条件に反することになる」と語っている。

 この関係者は、「陳董事長はプロモスの経営者の一人にすぎず、連帯保証人引き受けは負担が大き過ぎるのは確かだが、象徴的な意義は一定程度ある」と指摘した。