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万泰銀、不動産ローン業務を中止


ニュース 金融 作成日:2009年3月16日_記事番号:T00014041

万泰銀、不動産ローン業務を中止

 
 万泰商業銀行は15日までに、不動産ローン市場からの撤退を決め、新規融資契約を取りやめた。不動産ローン金利が低下し、資金調達コストとの利ざやが縮小したことが理由。銀行業界で不動産ローンからの撤退を決めたのは同行が初めて。16日付経済日報が伝えた。

 同行は不動産ローンを段階的に縮小してきたため、残高は既に100億台湾元(約286億円)を下回っている。

 銀行業界では、中央銀行の相次ぐ利下げに伴い、不動産ローン金利が最低で1.6%まで低下している。銀行の資金調達金利が約1%で、それに業務コストを加えると、利ざやがほとんどなくなっている。各行は顧客つなぎ止めのために薄利覚悟で不動産ローン業務を継続しているのが現状だ。

 一方、高雄銀行も特定不動産物件全体を対象とする提携不動産ローンの取り扱いを取りやめる措置を取った。