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作成日：2009年3月16日_記事番号：T00014042
金管会、金融再建基金の拡大再編検討
行政院金融監督管理委員会（金管会）は、破たんした金融機関の処理を行う金融再建基金（ＲＴＣ）を拡大再編し、資金不足が生じた金融機関に対し、直接出資、債券投資、融資、保証、負債買い取りなどのさまざまな方式で支援を行い、金融市場の安定を図っていく方針を固めたもようだ。16日付工商時報が伝えた。
金管会は今後、同基金の設置管理条例改正案を取りまとめることになる。財政部は過去に同基金の規模を5,000億～１兆台湾元（約１兆4,280億～２兆8,550億円）以上まで拡大する案を示したが、立法院で廃案になった経緯がある。今回は金融危機の拡大を受け、大幅な規模拡大が改正案に盛り込まれる見通しだ。行政院は近く金管会から構想の詳細に関する報告を受ける予定だ。
既存の同基金は残高が17億元まで減少しており、財源の確保と規模拡大が急務となっている。
