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国泰建設、100億元規模の予約分譲を中止


ニュース 建設 作成日:2009年3月16日_記事番号:T00014047

国泰建設、100億元規模の予約分譲を中止

 
 国泰建設の張清櫆総経理(カイはきへんに魁)は15日、当初計画していた総額100億台湾元(約285億円)規模の住宅物件の予約分譲を中止する考えを明らかにした。相場下落に伴い物件の値引き販売を強いられるのを防ぐため、物件投入を急がない方針に転換する。16日付経済日報が伝えた。

 同社は物件の完成後に発売する過去の販売方式に戻し、不動産市況の回復までは予約分譲を取りやめる方針だ。

 張総経理は「今回の不動産不況は供給過剰によるものではなく、世界的な金融危機で市民の住宅購入意欲が低下しているためだ。現在物件を発売すれば、顧客の値引き圧力に直面するため、無理に物件を投入する必要はない」と指摘した。

 ただ、上場企業として業績維持圧力があるため、台北市瑞安街など一部物件を優先的に着工し、2年後の不動産市場回復時に発売できる準備を整える方針だ。