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AUOと奇美電のパネル、中国の液晶TV用で今年シェア5割も【図】


ニュース 電子 作成日:2009年3月16日_記事番号:T00014058

AUOと奇美電のパネル、中国の液晶TV用で今年シェア5割も【図】

 
 市場調査会社、ディスプレイサーチの最新予測によると、今年の中国における液晶テレビ用パネル市場のシェアは、奇美電子(CMO)が首位で33%、次いで友達光電(AUO)が17%を占め、台湾大手2社で過半を占める見通しだ。16日付工商時報が伝えた。
 
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 昨年の中国液晶テレビ市場規模は1,400万台で、今年は2,000万台まで拡大するとみられる。さらに奇美電の何昭陽総経理は、今年の同市場規模が、中国政府による農村への家電普及プロジェクト、「家電下郷」などの効果で、最大で昨年の2倍に成長すると予想している。

 一方で、今年の世界の液晶テレビ用パネル市場では、サムスン電子が自社調達を昨年の38%から50%に、フィリップスがLGディスプレイ(LGD)からの調達を昨年の48%から67%に引き上げる見通しで、台湾勢は苦境に立たされそうだ。ディスプレイサーチの予測によると、奇美電は昨年、サムスンのテレビ用パネルの28%を受託していたが、今年は同比率が20%まで落ち込む恐れがある。