ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

米キングストン、TMCに出資へ【表】


ニュース 電子 作成日:2009年3月16日_記事番号:T00014060

米キングストン、TMCに出資へ【表】

 
 メモリモジュール最大手の米キングストンが、DRAM業界再生のプラットフォームの役割を担う台湾記憶体公司(TMC)に出資を決めた。出資比率は5~10%とみられる。キングストンはDRAM販売網に強い影響力を持っており、同社との提携はTMCにとって川下を固め、上下のサプライチェーンを完成させる意味がある。16日付工商時報が報じた。
 
T000140601


  
 また、キングストンが最大株主(出資比率10.39%)であるメモリパッケージング・テスティング大手の力成科技(パワーテク・テクノロジー)も、TMCへの出資を検討しているもようだ。業界では、エルピーダ、キングストン、力成による支援体制が確定した場合、TMCは、▽技術リソース▽パッケージング▽モジュール製造──を集めた「最強の鉄の三角形」が形成されるという見方が出ている。
 
 出資情報に対し、キングストン、宣明智TMC招集人はともにコメントせず、力成も「政府によるDRAM統合が台湾産業にとって有利な方向に進むことを願っている」と語るにとどめた。