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キングストンと力成、TMCへの出資を否定


ニュース 電子 作成日:2009年3月17日_記事番号:T00014093

キングストンと力成、TMCへの出資を否定

 
 メモリモジュール最大手の米キングストンは16日、同社が台湾記憶体公司(TMC)に対し5~10%の出資を決定したという同日付工商時報の報道を否定する声明を発表した。17日付経済日報が報じた。
 
 工商時報は、キングストンが大株主であるメモリパッケージング・テスティング大手の力成科技(パワーテク・テクノロジー)もTMCへの出資を検討中と報じたが、同社幹部も出資を否定した。
 
 TMCの宣明智招集人は先日、力成経営陣にTMCへの出資を要請したが、力成はTMCの枠組みが期待していたものと落差があり、出資に乗り気でないという。 
 
 宣招集人は当初、民間資金を積極的に集める方針を語っていた。しかし、キングストンと力成が出資に消極的であれば、資金源は政府が拠出する300億台湾元(約860億円)のみとなり、十分な成果を達成できないという観測が市場から出ている。
 
 これに対しTMCは、「既に海外の大型プライベートファンドや銀行から出資の希望を受けており、適切な時期に公表する」と話した。