ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

「総統夫人の指示で機密費を官邸に」、元会計担当者が主張


ニュース 政治 作成日:2009年3月18日_記事番号:T00014100

「総統夫人の指示で機密費を官邸に」、元会計担当者が主張

 
 陳水扁前総統ファミリーによる国務機密費横領事件などの裁判で、元総統府会計担当者の陳鎮慧被告は17日、台北地裁で陳総統夫人の呉淑珍被告との対質尋問に臨み、国務機密費を総統官邸に持ち込んだのは陳総統夫人の呉淑珍被告による指示だったと強調した。18日付中国時報が伝えた。

 起訴事実を認めている陳被告は同日の法廷でも「国務機密費の支出は、一貫して馬永成・元総統府副秘書長の指示に従い処理し、機密費を官邸に持ち込んだ。呉総統夫人と馬元副秘書長の指示があったからこそそのように処理した」と主張した。

 これに対し呉被告は、「国務機密費の明細を見たことがあり、陳被告が保管していた国務機密費を受け取ったことがある」と従来の供述を翻す証言を行った。その上で、「機密費の管理はすべて陳被告が行っていた」と協調した。