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作成日：2009年3月18日_記事番号：T00014103
ソニー生命、台北事務所を開設
ソニー生命は17日、行政院金融監督管理委員会（金管会）の認可を得て、台北事務所を開設した。同社は台湾からの撤退を検討しているオランダ系の生保大手エイゴンからの事業買収で、台湾進出を計画しているとも伝えられ、今後の動向に注目が集まる。18日付工商時報が伝えた。
ソニー生命によるエイゴン台湾事業の買収が順調に進めば、日本の生保会社で初の台湾進出となる。これまでは第一生命が新光金融控股に14.9％資本参加している例があっただけで、保険事業への本格参入例はなかった。
ソニー生命は昨年末から台湾への投資準備を開始していた。欧州系保険会社の相次ぐ台湾撤退で日本勢に進出機会が生まれたことも理由だ。保険会社に多額の責任準備金積み立てを強いることになる会計基準「財務会計準則公報第40号」第２段階の導入が見送られたことや台湾の保険市場が日本と似ている点も進出理由とみられる。
