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リン酸鉄リチウム電気自動車、必翔実業がQ3量産へ


ニュース 自動車・二輪車 作成日:2009年3月18日_記事番号:T00014112

リン酸鉄リチウム電気自動車、必翔実業がQ3量産へ

 
 電動カートなどを製造する必翔実業は17日、フランス企業と提携して開発した、リン酸鉄リチウム(LiFePO4)を材料に使ったリチウムイオン2次電池を動力とする電気自動車を発表した。早ければ第3四半期に出荷を始める予定だ。販売価格は約60万台湾元(約172万円)で、既にフランスから1,000台を受注している。18日付自由電時報が報じた。

 必翔が開発したのは1,500ccクラスに相当する小型車で、1台に2,000個近くの電池を使用する。専用の充電器を使用し、10分で充電が完了する設計だ。

 必翔によると電気自動車の発売により、同社が出資する必翔電能から調達するリン酸鉄リチウム電池は200万個の需要が生まれるとしている。必翔電能は米国の工作機械メーカーからも年300万個を受注しており、月産能力約50万個の生産ラインはフル稼働状態となっている。同社は近く50億元の増資を行い、第2四半期には生産能力を月100万個に拡充する計画だ。今年の売上高は前年比20%増の約3億~5億元となる見通しだ。